八重山料理をもっと多くのひとに知ってほしい。
季節ごとの仕込みはたいへんですが、どんなに忙しくても好きなので苦になりません。
八重山・石垣島生まれ
八重山料理潭亭の店主。ピアノ教師の顔も持つ。
義祖母は、八重山初の女性教師として活躍、80歳を越えて「八重山生活誌」を出版し、98歳の長寿をまっとうした宮城文。
「八重山生活誌」によると、他地域では見られない八重山独自の食文化が発達した理由は、昔、八重山に駐在する琉球王国の役人・琉球在番と薩摩藩からの役人・大和在番をもてなすために、高度で洗練された料理技術が発達したことだという。
宮城礼子は、代々家に伝わる行事料理を通して、八重山の伝統的料理を那覇の地で現代の食としてよみがえらせた。(「しあわせの沖縄料理」より)
八重山・石垣島生まれ
定年退職後、妻・礼子を支え共に潭亭を営む。
潭亭を経営する傍ら執筆活動を行い、2009年秋には書籍「北木山夜話」を発行し、新たなる一面を発揮した。2017年春、増補改訂版が文芸春秋企画出版より「八重山日和」を刊行。2019年、新作「弦月」を発表。
2023年12月25日から2025年の4月28日まで
沖縄タイムスにて【八重山生活誌 宮城文が伝える味】の連載(月に一回)