琉球王朝料理として知られる菜飯を八重山流にアレンジして創り上げた”彩飯”がメインです。
前菜として、ゴーヤゼリー1年漬け込んだ果実酒やローゼル花カンゾウ島らっきょうかりかり梅の甘酢漬け、梅干ゴーヤ漬け大根の梅味噌漬け山ももの泡盛漬けなど潭亭オリジナル仕込み物のさっぱりした風味をご賞味下さい。
その他手作り地豆トーフ、落花生の吸い物、田芋を用いたドゥルワカシー、豚肉に黒胡麻をまぶして蒸したミヌダル又苦菜長命草はんだまなど野草薬草を用いた和え物が添えられます。
炊き合わせとしては特性がんもどき、アダンオオタニワタリなどの八重山特有の山菜を用います。だし汁は野菜や昆布しいたけを煎じて取る塩味甘み酸味の三味を基調とした八重山独特の味付けが特徴です。
デザートに季節の果物を八重山の伝統的なお菓子ご用意しております。
琉球漆器を用い、八重山地方では結婚式男向き盆として使用されました。東道盆 (七品) を中心に落花生のお汁や、田芋を用いたドゥルワカシー黒ゴマをまぶして蒸したミヌダル
(豚)、精進揚げ(アダンオオタニワタリういきょうヒハチの若葉)などをご用意いたしました。
デザートにナントゥモチやゴマモチの香ばしい風味と、らんの花茶をお楽しみ下さい。













※時期や季節によってその時々の最適な食材を使用してお任せでおつくりさせていただいております。
お支払いは現金でお願いいたします。
(カード利用不可、電子マネー不可)
団体様の場合は請求書で振り込んでいただくことは可能です。
八重山諸島独特の野菜や海藻をふんだんに用いた潭亭の料理は、精進料理や薬膳料理のようにからだに優しく、内側から健康にする要素がたくさん含まれています。ここでは料理に使われる代表的な食材や調理の一部のご紹介をいたします。
アダン
海辺に西域するタコノキ科の亜熱帯常緑灌木。芯の部分を食する。
ウィチョーバー
セリ科の多年草。ウイキョウ。西洋ではフェンネルと呼ばれ魚料理に用いられる。果実は茴香と呼ばれ漢方薬に用いられる。
オオタニワタリ
シダ科。本土では観葉植物として知られるが、八重山では芽を食用にする。潭亭では天ぷらや煮物にする。独特のしゃきしゃきした歯ごたえと、ユニークな形状が料理に彩りを与える。
サフナ
チョーミーグサ。長命草ともいう、セリ科の多年草。和名ボタンボウフウ。食すると長寿をもたらすといわれる。
ニガナ
キク科の多年草。風の予防や胃腸を整える妙薬とされる。
ハンダマー
キク科の多年草。和名水前寺菜。葉の裏側は濃い紫色で加熱するとぬめりと紫色の知るが出る。鉄分を多く含む。
ヒハツモドキ(ヒハチ)
つる性植物で樹木や岩肌に着生。果実は粉末にしてコショウ代わりに、若葉は天ぷらやハーブとして料理の香り付けに利用する。
フーチバー
キク科の多年草。ヨモギ。香りに食欲増進効果があり、昔から胃腸病、解熱、婦人病や風邪、腰痛、冷え性など万病に効果があるとされてきた。
ゴーヤー
ウリ科。ビタミンCwo多く含む。潭亭ではゼリーや漬物(梅干しとゴーヤー 黒糖で1年以上漬け込む)にする。
ナーベーラー(ヘチマ)
ウリ科。熟す前の実を食す。皮を剥いて加熱すると甘味が出る。ゴーヤーと並び、夏バテ防止に欠かせない野菜。
島人参
鮮やかな黄色で食卓を彩る。甘未が強い。沖縄の冬の季節野菜。
ローゼル
強肝、強壮、健胃、利尿、代謝促進に効果がある。花がしぼんだ後のガクを酢漬けやてんぷら、ローゼル酒にすると美しい赤色になり、天然の透明感がさわやか。
月桃(サンニン)
ショウガ科の植物。香りの成分のアルピニアは防臭、防カビ抗菌効果があり、食品の保存効果を高める。昔から餅や魚を包んで蒸し、包んだ食べ物に香りが移るのを愉しむ。
スーナ
歯ざわりがコリコリのサンゴ海藻。潭亭では酢の物や酸味噌和えにする。
クヮンソウ
ユリ科。和名アキノワスレグサ。一般的には牛肉と共に煎じることが多いが、潭亭では湯がいて甘酢漬けにしている。